【2026/27】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期公演プログラム|おすすめ6選
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の
2026/27シーズンが発表されました。
首席指揮者キリル・ペトレンコのもと、
今季もぜいたくなプログラムが
ずらりと並んでいます。
今回はそのなかから、
ベルリン本拠の自主公演に絞って
おすすめを深掘りします。
紹介は2本立てです。
- 初心者向け:はじめてでも外しにくい王道プロ
- 中級者向け:曲目や指揮者で選ぶ楽しさが出てくる回
ベルリン旅行で
現地鑑賞を検討している方は、
公演選びのたたき台として
ぜひ参考にしてください。
公演まとめ
初心者向け公演
- 2026/8/21 キリル・ペトレンコ(シーズン開幕)
- 2026/9/24, 25, 26 ダニエル・ハーディング
- 2026/11/5, 6, 7 イヴァン・フィッシャー
- 2027/4/28 キリル・ペトレンコ
中級者向け公演
- 2026/10/1, 2 キリル・ペトレンコ/ダニール・トリフォノフ
- 2027/1/28, 29, 30 キリル・ペトレンコ
- 2027/4/3 キリル・ペトレンコ
初心者向け公演
2026/8/21 キリル・ペトレンコ(シーズン開幕)
指揮:キリル・ペトレンコ
プログラム
- エルガー:エニグマ変奏曲
- チャイコフスキー:交響曲第4番
こんな人におすすめ
- はじめてベルリン・フィルを聴く方
- シーズン開幕の特別な雰囲気を味わいたい方
シーズン開幕公演は、
1年でもっとも華やかな公演です。
客席もオーケストラも
気合いが入った演奏になります。
後半のチャイコフスキー第4番は、
運命と闘うような激しさと
分かりやすい旋律が魅力の名曲です。
はじめての方でも
最後まで集中して聴けます。
前半のエルガー「エニグマ変奏曲」も
美しい旋律が次々に登場します。
有名な「ニムロッド」も含まれていて、
聴きやすい1曲です。
2026/9/24, 25, 26 ダニエル・ハーディング
指揮:ダニエル・ハーディング
ソプラノ:サビーヌ・ドゥヴィエル
メゾソプラノ:マリアンヌ・クレバッサ
合唱:ベルリン放送合唱団
プログラム
- マーラー:交響曲第2番「復活」
こんな人におすすめ
- 大編成のスケール感を体験したい方
- 合唱付きの大曲で感動したい方
マーラーの「復活」は、
約80分におよぶ大作です。
静かな弦のひびきから始まり、
最後は合唱と大音響で
圧倒的なクライマックスを迎えます。
大ホールで合唱付きの大曲を聴く体験は、
映像や録音では味わえません。
ベルリン・フィルの厚みのある響きと
相性のよい作品です。
指揮者のハーディングは、
マーラー演奏に定評があります。
はじめての方でも
感動できる1夜になりそうです。
2026/11/5, 6, 7 イヴァン・フィッシャー
指揮:イヴァン・フィッシャー
独奏:ベルリン・フィル首席奏者陣
プログラム
- ハイドン:協奏交響曲
- マーラー:交響曲第5番
こんな人におすすめ
- ベルリン・フィルの首席奏者を間近に楽しみたい方
- 有名なアダージェットを生で聴きたい方
マーラー第5番は、
映画「ベニスに死す」で使われた
第4楽章アダージェットで有名な作品です。
美しい旋律から壮大な終楽章まで、
聴きどころが詰まっています。
前半のハイドン「協奏交響曲」は、
ベルリン・フィルの首席奏者4人が
独奏を務める珍しい1曲です。
オーケストラの実力を
近い距離で味わえます。
イヴァン・フィッシャーは、
ベルリン・フィルとの共演歴も長く、
豊かな音作りに定評があります。
2027/4/28 キリル・ペトレンコ
指揮:キリル・ペトレンコ
ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス
プログラム
- メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
- グリーグ:ピアノ協奏曲
- ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
こんな人におすすめ
- 有名曲だけで構成された王道プロを聴きたい方
- ペトレンコの指揮を1夜だけのチャンスで聴きたい方
3曲とも有名で聴きやすい王道プロです。
ベートーヴェンの「田園」は、
のどかな風景と嵐の場面が描かれていて、
はじめての方でもイメージしやすい交響曲です。
グリーグのピアノ協奏曲は、
北欧らしい透明感と
力強さをあわせもつ名曲です。
独奏のアンスネスは
グリーグと同じノルウェー出身で、
もっとも信頼されている弾き手のひとりです。
中級者向け公演
2026/10/1, 2 キリル・ペトレンコ/ダニール・トリフォノフ
指揮:キリル・ペトレンコ
ピアノ:ダニール・トリフォノフ
プログラム
- ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
- R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
こんな人におすすめ
- 重量級の協奏曲をじっくり味わいたい方
- R.シュトラウスの巨大な響きを体感したい方
ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、
約50分にもおよぶ大曲です。
ピアノとオーケストラが
がっぷり四つに組み合うような、
聴きごたえのある作品です。
独奏のトリフォノフは、
いま世界でもっとも注目される
ピアニストのひとりです。
知的な解釈と豊かな表現力で、
ブラームスとの相性も期待できます。
後半の「ツァラトゥストラ」は、
映画「2001年宇宙の旅」の冒頭で
有名になった作品です。
ベルリン・フィルの分厚い金管と
ペトレンコの構築力が
もっとも生きるレパートリーといえます。
2027/1/28, 29, 30 キリル・ペトレンコ(ビエンナーレ)
指揮:キリル・ペトレンコ
独唱:ゴルダ・シュルツ/ヴィープケ・レームクール/セバスティアン・コールヘップ/ダーフィト・シュテフェンス
合唱:ベルリン放送合唱団
プログラム
- ベートーヴェン:荘厳ミサ曲
こんな人におすすめ
- ベートーヴェン後期の精神世界に触れたい方
- 合唱と独唱の充実した宗教曲を聴きたい方
「荘厳ミサ曲」は、
ベートーヴェン自身が
もっとも成功した作品と語った1曲です。
合唱と独唱、オーケストラが
約80分かけて壮大な祈りを描きます。
第9と並ぶ晩年の到達点ですが、
演奏される機会は多くありません。
その意味でも貴重な1夜になります。
ペトレンコは新作と古典を組み合わせる
ビエンナーレ全体を率いていて、
その締めくくりにこの大曲を据えました。
このシーズンを象徴する1公演といえます。
2027/4/3 キリル・ペトレンコ(ワルキューレ凱旋)
指揮:キリル・ペトレンコ
独唱:リーゼ・ダヴィドセン(ブリュンヒルデ)/クリストファー・マルトマン(ヴォータン)/クリスティーナ・ニルソン(ジークリンデ)/ジェイメズ・マッコークル(ジークムント)/ブリンドリー・シェラット(フンディング)/カトリオナ・モリソン(フリッカ)/ほかワルキューレ姉妹役
プログラム
- ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(演奏会形式)
こんな人におすすめ
- ワーグナーの大作を1夜で体験したい方
- 豪華な歌手陣でリングを聴いてみたい方
「ワルキューレ」は、
ワーグナーの大作「ニーベルングの指環」
4部作の第2夜にあたる楽劇です。
有名な「ワルキューレの騎行」を含む、
聴きどころの多い作品です。
この公演はザルツブルク復活祭音楽祭との
共同制作で、ベルリンには3月の上演を経て
凱旋する形で1夜だけ持ち込まれます。
ペトレンコのワーグナー解釈を
本拠地で聴ける貴重な機会です。
歌手陣も豪華で、
ブリュンヒルデを当代随一の
リーゼ・ダヴィドセンが歌います。
4時間を超える長丁場ですが、
その分だけ満足度の高い1夜になります。
まとめ
ベルリン・フィルの2026/27シーズンは、
初心者から熱心なファンまで
楽しめる幅広いラインナップです。
はじめての方には、
シーズン開幕やマーラーなど
分かりやすい王道プロをおすすめします。
聴き慣れてきた方には、
トリフォノフとのブラームスや
荘厳ミサ、ワルキューレなど
ペトレンコの真骨頂が出る公演が
とくに魅力的です。
ベルリン旅行と組み合わせて、
本拠地ならではの響きを
楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回はここまで。
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— 初コンサート案内人 (@music_prescript) January 19, 2026
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