クラシック入門の処方箋へようこそ
はじめてのクラシック

暮らしに合うクラシック|静かな夜に

k3p9v7n2r6x1

一日がんばった夜は、
ゆったり過ごしたい。

自分の時間を持てるだけで、
少し幸せです。

そんな時間に、
音楽をひとつ足してみませんか。

静かな夜にそっと
寄り添ってくれるような、
素敵なクラシックを7曲紹介します。

ショパン:ピアノ協奏曲第2番

こんな曲

ショパンが20代前半に書いた協奏曲です。
番号は「第2番」ですが、
実は第1番より先に完成した作品です。

特に有名なのは第2楽章(ラルゲット)。
ピアノの旋律が、
美しく響きます。
甘く、でも少し切ない。
その静けさが、夜にぴったりです。

第1楽章からじっくり聴くのもいいし、
第2楽章だけでも十分に心が動きます。
好きな箇所から入ってみてください。

おすすめ演奏

ブラームス:4つのバラード

こんな曲

ブラームスはドイツの
作曲家・ピアニストです。
交響曲や室内楽など、
骨太で密度の高い音楽で知られています。

そんなブラームスが、
21歳の頃(1854年)に書いたのが
《4つのバラード》です。
若書きとは思えないほど、響きは深く、
構えも大きいです。
とはいえ、暗いだけではありません。
とくに第2曲と第4曲の冒頭には、
そっと心に寄り添うような旋律が出てきます。

まずは「好き」と思った箇所から、
聴いてみてください。

気分が合う夜は、
最初から4曲まとめて聴くのもおすすめです。

おすすめ演奏

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番

こんな曲

ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、
第5番が通称《皇帝》として親しまれています。
でも第4番も、静かな夜にこそ聴きたい傑作です。

この曲のいちばんの特徴は、
冒頭がピアノから始まること。
そっと置かれたメロディに、
心をゆだねたくなります。

第2楽章は、さらに静か。
弦の厳しさと、
ピアノのやわらかさが向き合って、
気持ちを少しずつ整えてくれるようです。

第3楽章では、空気が軽くなります。
おどけたようなリズムで、
夜の静けさを壊さず、明るさだけが残ります。

おすすめ演奏

ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番 第3楽章

こんな曲

ブラームスの室内楽は、
知る人ぞ知る宝庫です。
ピアノ四重奏曲第3番も、
そのひとつです。

第3楽章はゆっくりとした楽章です。
ピアノとヴァイオリン・ヴィオラ・チェロが、
寄り添うように音を重ねていきます。

夜に耳を澄ませて聴くと、
細部まで丁寧な音楽の美しさに気づきます。

おすすめ演奏

リムスキー・コルサコフ:シエラザード

こんな曲

リムスキー・コルサコフはロシアの作曲家です。
シエラザードは
「千夜一夜物語」を題材にした、
全4楽章の管弦楽曲
です。

ヴァイオリンの独奏が
語り部・シエラザードを表しています。
その旋律が各楽章に現れ、
色彩豊かな音楽が、
物語を紡ぐように展開していきます。

全曲は45分ほどありますが、
第1楽章だけでも世界観が伝わります。
夜にゆっくり、
物語の世界に入り込んでみてください。

おすすめ演奏

ブルックナー:交響曲第7番 第1楽章

こんな曲

ブルックナーは、
はまる人には深く刺さる一方で、
最初は「つかみどころがない」と
感じることもある作曲家です。

その中でも交響曲第7番は、
入口になるメロディーがはっきりしていて、
手を伸ばしやすい一曲
です。

第1楽章のはじまりは、
弦の静かなうねりの上に、
ホルンとチェロが主題を
そっと置いていきます。

美しく、でも雄大な音楽です。
「盛り上げる」というより、
夜の時間をゆっくり広げてくれます。

もし第1楽章が気に入ったら、
続けて第2楽章(アダージョ)へ。
この作品を代表する、
美しい楽章としても知られています。

おすすめ演奏

マーラー:交響曲第9番 第4楽章

こんな曲

マーラーが最後に完成させた交響曲の、
終楽章です。
静かな別れのような音楽です。

弦楽器だけで奏でられる旋律が、
少しずつ薄れていきます。
消えてしまいそうで、
でもなかなか消えない。
そのゆっくりとした時間が、
夜に染み入ります。

何かを手放した夜や、
静かに涙が出る夜に。

そっと寄り添ってくれる音楽です。

おすすめ演奏

まとめ

いかがでしたか。
ゆったり過ごしながら、
好きな音楽をかける。
そんな夜の時間を、
ぜひ楽しんでみてください。

今回はここまで。
疑問点がありましたら、
下記のお問い合わせフォームをご利用ください。
また、Xからご連絡いただいても構いません。
更新はXでも流しています。
公演前の不安を減らす小ネタも書いているので、
よければフォローください。

記事:

    ABOUT ME
    初コンサート案内人
    初コンサート案内人
    医師の聴く専
    20代の医師/クラシックは演奏できず、ほぼ“聴く専”。大学生の頃にクラシック音楽の魅力にハマりました。非専門家の目線で「初めてのコンサート」「チケットの取り方」「サブスクの聴き方」などを分かりやすく整理して発信しています。少しでも多くの方にコンサートへ来ていただくことが目標です。
    記事URLをコピーしました