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美しい旋律と淡い哀しみ|メンデルスゾーンを聴いてみよう

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突然ですが、この曲を
耳にしたことがある方は
多いのではないでしょうか。

結婚式の花嫁入場で
流れることの多い、
結婚行進曲です。

けれども、この曲の
作曲者の名前まで
知っている方は、
少ないかもしれません。

この曲を書いたのが、
今回ご紹介する
メンデルスゾーンです。

この結婚行進曲には、
彼の魅力がよく表れています。
明るく美しい旋律があり、
耳にもすっと残ります。

その一方で、
どこか哀愁もただよいます。
明るさだけでは終わらない
味わいがあります。

今回は、
メンデルスゾーンの魅力に
迫っていきます。

メンデルスゾーンとは

ヤーコプ・ルートヴィヒ・
フェリックス・メンデルスゾーン・
バルトルディは、
1809年2月3日、
ドイツのハンブルクに
生まれました。

ユダヤ系の家系に育ち、
幼いころから
すぐれた音楽の才能を示します。
9歳で公の場に立つなど、
早くから神童として
注目を集めました。

1847年11月4日、
38歳で世を去るまでの
生涯は短いものでした。

それでも、
協奏曲、交響曲、室内楽など、
今も愛される名曲を
数多く残しました。

作曲家だけではないメンデルスゾーン

作曲家として
メンデルスゾーンは、
よく知られています。

けれども、
彼の魅力は
それだけではありません。
指揮者として活躍し、
音楽文化を支えた
存在でもありました。 

1835年からは、
ライプツィヒの
ゲヴァントハウスで
音楽監督を務めます。

演奏の水準を高め、
この楽団の名声を
大きく高めました。 

このライプツィヒ・
ゲヴァントハウス管弦楽団は
現在も名門オケとして
有名です。

また1829年には、
ベルリンで
バッハ《マタイ受難曲》を
指揮しました。
これは19世紀の
バッハ復興の
大きなきっかけ
として
知られています。 

さらに1843年には、
ライプツィヒ音楽院の
創設を主導
しました。
この学校は、
ドイツの音楽教育に
大きな影響を与えた
存在でもあります。 

このように
メンデルスゾーンは、
作曲家であると同時に、
指揮と教育の面でも
深い足跡を残しました。

メンデルスゾーン おすすめ曲3選

それでは、
メンデルスゾーンの
おすすめ曲を
3曲ご紹介します。

美しさの中に、
どこか影を感じさせる
その響きを、
ぜひ味わってみてください。

ヴァイオリン協奏曲

1曲目はヴァイオリン協奏曲です。
メンデルスゾーンの
代表作のひとつで、
ヴァイオリン協奏曲の中でも
とくに高い人気を誇る

名曲として知られています。 

独奏ヴァイオリンは、
流れるように
美しい旋律を歌います。
明るさの中に
ほのかな哀愁もあり、

メンデルスゾーンらしい魅力を
たっぷり味わえます。

フィンガルの洞窟

2曲目は、
《フィンガルの洞窟》です。

この曲は、
《ヘブリディーズ》序曲とも
呼ばれています。
メンデルスゾーンの
代表的な管弦楽曲の
ひとつです。 

1829年、
メンデルスゾーンは
スコットランドを旅しました。
そのとき訪れた
スタッファ島の
フィンガルの洞窟から
着想を得て、
この曲が生まれました。

ちなみにフィンガルの洞窟はこんな感じ

うねる波や、
洞窟にひびく空気を
思わせるような
音づかいが印象的です。
景色や自然の気配を
音楽で描くおもしろさを
味わえる作品です。 

演奏時間も
10分ほどですので、
気軽に
メンデルスゾーンの魅力に
ふれやすい一曲でしょう。

交響曲第4番「イタリア」

この曲については、
以前の記事でも
ご紹介しています。

ぜひ、あわせて
ご覧ください。

この作品は、
メンデルスゾーンが
イタリアを旅したときの
印象から生まれました。

明るくあたたかな空気や、
舞曲のような勢い、
そして美しい旋律に、
メンデルスゾーンの魅力が
よく表れています。

華やかさの中にも、
どこか気品があり、
聴いていて
心が晴れていく
ような
交響曲です。

まとめ

いかがでしたか。
今回は、
メンデルスゾーンの魅力を
ご紹介してきました。

明るく美しい旋律の中に、
ふっと哀愁がただよう
ところに、
この作曲家ならではの
魅力があります。

今回この記事を書いたのは、
トヨタ・マスター・プレイヤーズ,
ウィーンの2026年公演で、
メンデルスゾーンが
取り上げられる
ことが
きっかけでした。 

《フィンガルの洞窟》と
交響曲第4番《イタリア》が
演奏予定です。
気になった方は、
公式案内も
ぜひご覧ください。 

https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/social_contribution/society_and_culture/domestic/tomas/index.html

今回はここまで。
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    20代の医師/クラシックは演奏できず、ほぼ“聴く専”。大学生の頃にクラシック音楽の魅力にハマりました。非専門家の目線で「初めてのコンサート」「チケットの取り方」「サブスクの聴き方」などを分かりやすく整理して発信しています。少しでも多くの方にコンサートへ来ていただくことが目標です。
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