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ウィーンの次はアムステルダム|コンセルトヘボウの聴き方ガイド

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アムステルダムはオランダの首都です。
でもこの街、クラシック音楽ファンにとっては目的地でもあります。

意外に思う人も多いかもしれませんね。
この街には、
ウィーンの楽友協会に並ぶほど音響が良いと評判のホールがあります。

それが、コンセルトヘボウです。

今回はコンセルトヘボウの魅力を紹介しつつ、
チケット購入方法や当日の流れを、私の体験ベースでまとめます。

コンセルトヘボウとは

コンセルトヘボウは、1888年4月11日に最初のコンサートが行われた伝統的なホールです。

その後の改修でも、音響を守るためにオリジナルの設計や仕上げを、可能な限り残す方針が取られてきました。
いまも、19世紀末から続くホールの空気を感じられる場所です。

コンセルトヘボウを有名にしたのは、何より世界的に知られる音響でしょう。
私の体感でも、オーケストラの音がスッとまとまり、響きが美しく整って聴こえました。

そして、このホールを本拠地とするのが
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)です。

オーケストラ自身も、独自のサウンドはホールの名高い音響と密接に結びついていると説明しています。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートには、何度か行っています。
そのたびに、本当に素晴らしいオーケストラだと感じます。

弦は高貴で、響きが細やか。
金管はあたたかく、でも輪郭がはっきり。
木管は、音色がとにかく美しい。

中でも驚いたのは金管です。
まろやかなのに、まったくくぐもらない音色。
「こういう鳴り方があるのか」と思いました。

チケットの買い方

アムステルダム旅行が決まったら、
チケットは事前に公式サイトで買っておくのがおすすめです。

当日に窓口でも不可能ではありませんが、
旅先は予定がズレたり、窓口が混んだりしがちです。

私は基本、
e-ticket(PDF)を日本で保存&できれば印刷もがいちばん安心だと感じました。
(ただし例外として「Secure Ticket」公演があります。後述します)。

オンライン購入の流れ

流れはシンプルです。

  • 公式のコンサート一覧から公演を選ぶ
  • 「Order」から購入へ進む(座席を選べます)
  • 支払い(Visa / Mastercard など)
  • 受け取り方法を選ぶ(e-ticket/郵送/窓口 など)

公式サイトはこちらになります。
https://www.concertgebouw.nl/en/

※オンライン購入は、基本的にアカウント作成が必要ですが、
e-ticketを選ぶ場合はアカウントなしでも注文できる案内があります。

※ブラウザ指定もあるので、うまく進まないときは
Chrome / Safari / Edge / Firefox を試すのが早いです。

※最初はオランダ語表記ですが、右上のENを押すと英語になります。

チケットの受け取り

前述の通り、
e-ticket(PDF)を日本で保存&できれば印刷もがいちばん安心です。

注意点ですが、「確認メール=チケット」ではありません。
チケットはPDFです。

  • PDFはスマホ表示でも入場OK
  • その場合、画面の明るさは最大が推奨されています
  • e-ticketは手数料(1取引あたり€5)がかかる案内あり

私は、スマホに保存したうえで、念のため印刷も持つ派です。
(海外だと“スマホの充電切れ”が一番こわいので)

注意点:「Secure Ticket」公演がある

公演によっては、
Secure Ticketのみの場合があります。

これは普通のPDFと違って、

  • チケットは開演75分前にならないと表示できない
  • QRコードは変化するので、スクショは不可
  • 転送・印刷も不可
  • グループの場合、全員そろって同時入場が必要
  • とにかくスマホの充電が生命線

Secure Ticketの公演に当たったら、
印刷で保険」は使えないので、そこだけ割り切るのがコツです。

チケットの価格帯の目安

チケット価格は、公演と席で変わります。
私が見た範囲では、ロイヤル・コンセルトセボウ管弦楽団の公演で
30ユーロ弱〜200ユーロ弱くらいでした。

円換算すると、約5000円〜36000円くらいです。
(€1=約183円で計算/2026年2月時点) 
※為替は動くので、あくまで目安です。

座席選びのコツ

座席については、購入画面で一度だけ確認しておくと安心です。

  • 公演によって、ホールの座席レイアウトが変わることがあります
  • 黄色で示される部分的に見切れる席があり、割引で販売されます
    初めてなら、私は避けたほうがいいと思います。

また、コンセルトヘボウは
舞台上(Podium)側の席が設定されることがあります。
面白い体験にはなりますが、初回はおすすめしません。
ステージ後ろの席は、音のバランスが客席正面とは違って感じるので。

当日の流れ

アクセス

コンセルトヘボウはアムステルダム国立美術館や
ゴッホ美術館のある主要観光スポットにあります。
コンサート前後にこちらを楽しむのも良いですね。

目の前にトラムの駅があるので、アクセスは非常にいいです。

服装について

ウィーンと違い服装はカジュアルで問題ありません。
コンセルトヘボウは、ドレスコードは基本なし

例外的にドレスコードがある場合は、
公演側で案内されるとされています。

早めに着くのがおすすめ

コンセルトヘボウは、
中に入った瞬間から気分が上がります。

そしてうれしいのが、
開演前や休憩中のドリンクが「込み」の公演が多いこと。
含まれない場合は、サイトとチケットに明記されるそうです。

だから当日は、
早めに着いて一杯飲んで落ち着くのが正解です。

また、クロークも無料です。
コートやリュックを預けて身軽になると、
そのあとの時間が本当に快適になります。

休憩時間に関して

休憩時間は、トイレもドリンクもかなり混みます。

通路も、私の印象では少し狭め。
人が動き出すと詰まりやすいです。

だから休憩に入ったら、
先に用事を済ませるのがおすすめ。
最後にゆっくりする方が楽でした。

終演後

拍手はシンプル。
迷ったら、周りが始めるのを待てば大丈夫、というスタンスです。

(私の体感では、終演後は立って拍手する人も多めでした)

↓私が行ったコンサートの様子

参考資料(役に立つかもしれないオランダ語)

チケット購入にあたり役立つかもしれないオランダ語をまとめておきます。

kaart:チケット

kaartverkoop:チケット販売

bestellen:注文する

betalen:支払う

bevestiging:確認(メール等)

e-ticket:電子チケット

servicekosten:手数料

kassa:窓口

uitverkocht:売り切れ

beschikbaar:購入可/在庫あり

zitplaats:指定席

parterre:1階席(フロア)

balkon:バルコニー席

podium:舞台

beperkt zicht:視界制限あり(見切れ)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ウィーンは有名ですが、
アムステルダム(コンセルトヘボウ)はまだ情報が少なめです。

この記事が、
チケット購入・座席選び・当日の動き方の不安を減らせたなら嬉しいです。

今回はここまで。
疑問点がありましたら、下記のお問い合わせフォームをご利用ください。
また、Xからご連絡いただいても構いません。
更新はXでも流しています。公演前の不安を減らす小ネタも書いているので、よければフォローください。

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    医師の聴く専
    20代の医師/クラシックは演奏できず、ほぼ“聴く専”。大学生の頃にクラシック音楽の魅力にハマりました。非専門家の目線で「初めてのコンサート」「チケットの取り方」「サブスクの聴き方」などを分かりやすく整理して発信しています。少しでも多くの方にコンサートへ来ていただくことが目標です。
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