今買える!ベルリンフィル3〜4月おすすめ公演
今回は、まだチケットが取れるコンセルトヘボウの公演から、
2026年3〜4月のおすすめコンサートをまとめました。
「初めてのクラシックでも外しにくい」初心者向けと、
曲目や演奏家で選ぶのが楽しくなる中級者向けの2本立てです。
これからアムステルダム旅行を予定している方は、
予定を組むときの参考にどうぞ。
チケットの買い方や、当日の流れ(入場〜休憩〜終演後)はこちらにまとめています。
公演まとめ
初心者向け公演
- 3/24 ブダペスト祝祭管弦楽団
- 3/28 ベルリン・ドイツ交響楽団
- 4/2 ベルリン・ドイツ交響楽団
- 4/14 シュターツカペレ・ベルリン
- 4/16-18 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
中級者向け公演
- 3/5-7 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 3/18 スイス・ロマンド管弦楽団
- 3/19 スウェーデン放送交響楽団
- 4/3 シュターツカペレ・ベルリン
- 4/10 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 4/23-25 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
初心者向け公演
3/24 ブダペスト祝祭管弦楽団
指揮:イヴァン・フィッシャー
ピアノ:イゴール・レヴィット
オール・プロコフィエフのプログラムです。
プロコフィエフは20世紀の作曲家。
ドイツ・オーストリア系の王道とは違って、
リズムが立っていて、響きが少し辛口に感じることがあります。
とはいえ今回は、プロコフィエフの中でも入りやすい曲が多め。
その響きが苦手でなければ、初心者でもOKにしました。
特にピアノ協奏曲第3番は、テンポよく進んで聴き飽きにくい名曲。
ソリストは人気ピアニストのイゴール・レヴィットです。
少し背伸びする気持ちで、ぜひ。
プログラム
- プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:レヴィット)
- プロコフィエフ:《シンデレラ》組曲より(抜粋)
こんな人におすすめ
- ピアノ協奏曲で 華やかに盛り上がりたい
- バレエ音楽みたいな 物語のある旋律が好き
- 「20世紀もの」に 一度挑戦してみたい
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56707/
3/28 ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:ケント・ナガノ
ピアノ:藤田真央
藤田真央がソリストを務める公演です。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。
ゴツゴツした雰囲気と、
途中からの明るさの対比が気持ちいい1曲です。
後半はドヴォルザーク《新世界より》。
メロディが強くて、場面が浮かぶ。
初めてでも聴いた感が残りやすい鉄板の交響曲です。
プログラム
- サミー・ムーサ:新作
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:藤田真央)
- ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》
こんな人におすすめ
- 初めての海外オケ公演で、外したくない
- 協奏曲を分かりやすい名曲で体験したい
- 《新世界より》をホールで浴びたい
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56674/
4/2 ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:サントゥ=マティアス・ロウヴァリ
ピアノ:ユリアンナ・アヴデーエワ
若手実力派指揮者ロウヴァリの公演。
前半のラフマニノフ《パガニーニの主題による狂詩曲》は、
美しい旋律が次々に出てきて、初めてでも耳に残りやすい作品。
R.シュトラウス《英雄の生涯》は、
オーケストラの実力がそのまま出る壮大な名曲。
初めての方にもおすすめの公演です。
プログラム
- フローレンス・プライス:《ケーンブレイクの踊り》(W.G.スティル編曲)
- ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43
- R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》op.40
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56675/
こんな人におすすめ
- 初めてのベルリン公演で、名曲で外したくない
- ピアノ協奏曲(厳密には狂詩曲)で、華やかに盛り上がりたい
- ロウヴァリのドライブ感ある音作りが気になる
4/14 シュターツカペレ・ベルリン
指揮:クリスティアン・ティーレマン
ソプラノ:ユリア・クライター
バリトン:コンスタンティン・クリメル
ティーレマン×シュターツカペレ・ベルリン。
ドイツものの本物を味わえる、現代屈指の名コンビです。
前半はR.シュトラウスの管弦楽伴奏歌曲。
短い曲が次々に並ぶので、集中しやすく、
初めてでも聴き疲れしにくい構成です。
後半はベートーヴェン《田園》。
旋律が親しみやすく、景色が浮かぶタイプの名曲なので、
初心者にも安心しておすすめできます。
プログラム
- R.シュトラウス:管弦楽伴奏歌曲集(抜粋)
- ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
こんな人におすすめ
- 田園を生で聴きたい
- ドイツの名門オケを一度体験したい
公演ホームページ(シュターツカペレベルリンのホームページです)
→https://www.staatsoper-berlin.de/de/veranstaltungen/symphoniekonzert-vi.22083/#event-124262
4/16-18 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ミルガ・グラジニーテ=ティーラ
ピアノ:エマニュエル・アックス
注目の指揮者ミルガ・グラジニーテ=ティーラの、
ベルリン・フィルデビュー公演です。
後半はプロコフィエフ《ロミオとジュリエット》。
バレエ音楽からの抜粋(ハイライト集)なので、
有名なメロディーが次々に出てきて聴きやすいです。
前半には、映画音楽で有名なジョン・ウィリアムズの
ピアノ協奏曲(ソリスト:アックス)。
「映画の人」じゃなく、クラシック作品としての一面が聴けるのも面白いところ。
プログラム
- ワインベルク:バレエ《ブラチーノと金の鍵》より
管弦楽組曲第4番 op.55d - ジョン・ウィリアムズ:ピアノ協奏曲
- プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》op.64 より(抜粋)
こんな人におすすめ
- ベルリン・フィルを「分かりやすい名曲寄り」で体験したい
- 《ロメオとジュリエット》の有名曲を“いいとこ取り”で聴きたい
- ジョン・ウィリアムズを、協奏曲として聴いてみたい
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56418/
中級者向け公演
3/5-7 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ダニエル・ハーディング
ヴィオラ:ディヤン・メイ
チェロ:ルートヴィヒ・クヴァント
若手実力派のハーディングが振る、
ベルリン・フィルの定期公演です。
1曲目のワーグナー《タンホイザー》序曲は、
始まった瞬間から物語の世界へ。
序曲で一気に掴まれるタイプの聴きやすい1曲です。
後半はR.シュトラウス《ドン・キホーテ》。
独奏チェロと独奏ヴィオラが活躍する、
オーケストラの名人芸が詰まった作品です。
この公演では
ベルリン・フィル首席クラスの
ソロ(ヴィオラ/チェロ)が聴けるのが最大の魅力。
ただ、間にヘンツェ(20世紀作品)が入るので、
全体の手触りは少し渋め。
そのぶん「中級者向け」にしました。
プログラム
- ワーグナー:《タンホイザー》序曲
- ヘンツェ:バルカローラ
- R.シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》
こんな人におすすめ
- 「オーケストラで物語」を体験したい
- R.シュトラウスが好き
- ベルリン・フィルの音色で遊びたい
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56400/
3/18 スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:ジョナサン・ノット
ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ
日本でも人気のジョナサン・ノットが振る公演。
前半にブラームス、後半にドビュッシー。
「重厚×色彩」の組み合わせです。
前半のブラームス:ピアノ協奏曲第2番は、
メロディもあるけれど、雰囲気は“交響曲級”。
スケールが大きくて、聴きごたえのある1曲です。
後半のドビュッシー《管弦楽のための映像》は、
和声とオーケストラの色彩が主役。
ホールで聴くと「響きの気持ちよさ」が際立ちます。
プログラム
- ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
- ドビュッシー:管弦楽のための《映像(Images)》
こんな人におすすめ
- ブラームスを“どっしり”聴きたい
- ドビュッシーの色彩的な響きが好き
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56645/
3/19 スウェーデン放送交響楽団
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
ピアノ:ユジャ・ワン
北欧の精鋭オケで聴く、サロネンのシベリウス。
これは素晴らしい公演になりそうです。
さらにユジャ・ワンが、ラヴェル《左手のための協奏曲》を演奏。
きらびやかというより、重量感と色気のあるタイプの名曲で、
ホールで聴く価値が高い一曲です。
ただし全体はかなり渋め。
ラウタヴァーラ(現代曲)も入っていて、
雰囲気的には中級者〜上級者向けに寄ります。
プログラム
- シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 作品105
- ラウタヴァーラ:ピアノ協奏曲第1番 作品45
- ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
- ドビュッシー:交響詩《海》(管弦楽のための3つの交響的素描)
こんな人におすすめ
- 北欧オケでシベリウスを浴びたい人
- ユジャ・ワンのピアノを生で聴きたい人
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56705/
4/3 シュターツカペレ・ベルリン
指揮:クリスティアン・ティーレマン
ティーレマン×シュターツカペレ・ベルリンという
現代最高峰の組み合わせによるコンサート。
演目はブラームス《ドイツ・レクイエム》を1曲だけ。
派手に盛り上がるというより、
じわじわ深く染みてくるタイプの重量級。
「本格的なドイツの響き」にどっぷり浸かりたい人には、
これ以上ない一夜になると思います。
プログラム
- ブラームス:ドイツ・レクイエム
こんな人におすすめ
- ティーレマン×シュターツカペレ・ベルリンを聴きたい
- 合唱付きの大曲で、「ドイツ音楽の真骨頂」を浴びたい
- 静かな熱量、長い余韻が好き
公演ホームページ(シュターツカペレベルリンのホームページです)
→https://www.staatsoper-berlin.de/de/veranstaltungen/konzert-zum-karfreitag.22088/#event-124271
4/10 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:キリル・ペトレンコ
ペトレンコが振る、
ワーグナー《ニーベルングの指輪》序夜
《ラインの黄金》の公演です(演奏会形式)。
ペトレンコはバイロイト音楽祭で
2013〜2015に《リング》を指揮した指揮者。
ベルリン・フィルとともに聴くワーグナーは、
ファンにはたまらないでしょう。
ただし上演時間は 約3時間。
気軽な1本目ではないので、中級者向けにしました。
プログラム
- ワーグナー:ラインの黄金
こんな人におすすめ
- ペトレンコ×ベルリン・フィルの本格ワーグナーを体験したい
- 長丁場でもOK。重めの一夜を旅に入れたい
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56312/
4/23-25 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
今年で99歳になる最高齢の指揮者
ブロムシュテットによるブルックナーです。
ブルックナー7番は人気が高く、
ブルックナー入門にも選ばれやすい交響曲。
ブロムシュテットによる老練なタクトで
自然な呼吸のブルックナーが聴けるでしょう。
プログラム
- ブルックナー:交響曲第7番
こんな人におすすめ
- ブロムシュテットのコンサートに行きたい
- ブルックナーに挑戦したい
公演ホームページ
→https://www.berliner-philharmoniker.de/en/concert/calendar/56421/
まとめ
ベルリンの公演を眺めているだけで、
「良い公演が多すぎる…」と思いました。
名曲も、渋い大曲も、
重量級が普通に並んでいるのがベルリンらしさ。
ベルリン・フィル、シュターツカペレ・ベルリンを筆頭に、
実力派オーケストラが街に根付いているからこそ、
この厚みが生まれるんだろうなぁ、と。
今回はここまで。
疑問点がありましたら、下記のお問い合わせフォームをご利用ください。
また、Xからご連絡いただいても構いません。
更新はXでも流しています。公演前の不安を減らす小ネタも書いているので、よければフォローください。
「クラシック、行ってみたい。でも不安…」
— 初コンサート案内人 (@music_prescript) January 19, 2026
その気持ち、すごく分かります。
服装・マナー・拍手・休憩…最初は気になることだらけ。
まずは「ここだけ押さえれば安心」をブログにまとめました → https://t.co/k2eSikGE6B
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